プチプラとは

プチプラとは、「安い」だけでなく、何らかの価値があるアイテムのことです。例えば、「安いのにトレンド感がある」「安いのにデザインがいい」「安いのに使い勝手がいい」など、リーズナブルな価格に付加価値が入ることによってプチプラとなります。

もともとプチプラという言葉が使われるようになったのは、SNSが広く使われるようになった2010年代です。「プチ」はフランス語で「小さな」を意味する「Petit（プチ）」、「プラ」は英語で「価格（プライス）」を意味する「Price」から取っています。

近年は、プチプラと聞くと韓国ファッションを思い浮かべる方も多いでしょう。韓国ファッションの最大の人気の理由はプチプラが多いことです。また、日本ではなかなか見かけないような個性的でおしゃれなものが多いうえに、ラインナップも充実しています。リーズナブルなのにデザイン性が高い韓国ファッションは、親子コーデにも最適です。

どのくらいの金額がプチプラ？

プチプラの価格設定にルールは存在せず、一定の金額を超えたらプチプラではなくなるというわけではありません。購入者自身が「リーズナブルな価格なのに、しっかりとした価値がある」と感じられたのであればそれはプチプラです。

ただし、アイテムにもよりますがファッション系の場合は、1,000円〜2,000円ほどの商品がプチプラとされることが一般的です。このくらいの価格帯なら、学生から社会人まで幅広い世代が「安い」と感じられるからだと考えられます。

プチプラアイテムを選ぶときの注意点

前述のように、プチプラは安いだけでなく価値も感じられるものである必要があります。金額だけを見てプチプラと誤解し、購入後に「想像していたものと違った」とならないためには注意点を意識することが大切です。
どのようなところに気をつけるべきかを見ていきましょう。

・シンプルで着回しやすいアイテムを選ぶ

余計な装飾がなく、シンプルなデザインを取り入れるのもプチプラを選ぶ際に意識しておきたいポイントです。フリルやビジューなどの装飾が入ったアイテムは、よほど高品質でなければ安っぽく見えてしまう可能性があります。シンプルなアイテムなら、大人もすっきりと着こなせて着回し力も高いため、普段のコーデで活躍するはずです。

・色選びに気をつける

リーズナブルなアイテムを手に入れる際に注意したいのが、色選びです。ぼんやりとした淡い色の服は質感の良し悪しが出やすくなりますので、プチプラアイテムは濃いめの色を選んだほうがよいでしょう。
また、プチプラでも高見えかつ上品な印象を与えたい場合は、とろみ感や光沢感のあるポリエステルがおすすめです。

・普段から買い慣れているデザインのものを選ぶ

せっかく安い価格で素敵なアイテムを手に入れても、あまり着ないようでは購入した意味がありません。“買っても結局着ない服”とならないためにも合わせる服をイメージし、自分のワードローブにしっくり馴染むかどうかよく吟味しましょう。

・レビューをチェックする

プチプラアイテムの購入前にチェックしておきたいのが、商品レビューです。ユーザーの感想や意見、評価などが投稿されているレビューが掲載されている場合は、口コミ情報を参考にするのも一つの方法です。ただし、故意に高評価もしくは低評価な内容を投稿するなど中には信ぴょう性の低いレビューもありますので、あくまでも参考程度にとどめておいてください。